令和5年1月1日(日)
令和五年(紀元2,683年)の癸卯(みづのとう)の年頭にあたり、謹んで皇室の弥栄(いやさか)と氏子崇敬者の皆様のご平安をお祈り申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界中に広がる、未曾有の事態となりました。日本でも未だに感染症の終息の兆しは見えない状況が続いています。
お正月の初詣は、新年の無事と平安を祈願する日本の大切な伝統行事です。当社では御参拝の皆様に安全・安心にお参りいただけるよう、感染症対策に取組んでおりますのでマスクをして余裕を持ってお参り下さい。
新型コロナウイルス感染症予防のため中止とさせていただきます。
令和五年の干支は、【癸卯(みづのと う)】です。
十二支では四番目になります。
【卯】に兎(うさぎ)が充てられたのは、多産で陽の気を持つところ、また卯方(東)が満月の昇る方向で、月から兎が連想されたからとも言われています。
【癸(みずのと)】は、雨や露また霧など、静かで温かい大地を潤す恵みの水を表しています。十干の最後にあたる癸は、生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。
【卯(う)】は、穏やかな兎の様子から安全と温和の意味があります。また、兎のように跳ね上がるという意味があり、卯年は何かを開始するのに縁起が良く、希望が溢れ景気が好転する良い年になると言われています。
そして、兎と縁のある神社は少なくありません。「因幡の白兎」で有名な白兎神を祀る鳥取県の白兎神社をはじめ、因幡の白兎の縁で大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀る神社には、祭神を助けた神使として兎を大切にし、崇められて来ました。
本年は、寒気が緩み萌芽を促す年。これまでの努力が花開き、希望が芽吹く年である事を祈念致します。
参考文献 月刊若木 神社本庁
石灯篭(大正三年奉献)に干支の『卯』が彫られています。
令和5年壬寅(みずのと う)歳を迎えるにあたり、本年も当社氏子で五宮町在住の画家 高濱浩子様より、大絵馬の奉納がございました。
描いて頂いたウサギは、陽気あふれる愛くるしい姿で参拝者をお迎えいたします。
本殿前に設置しておりますので、お参りの際には是非ご覧ください。
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