令和6年1月1日(月)
令和6年(紀元2,684年)の癸卯(みづのとう)の年頭にあたり、謹んで皇室の弥栄(いやさか)と氏子崇敬者の皆様のご平安をお祈り申し上げます。
お正月の初詣は、新年の無事と平安を祈願する日本の大切な伝統行事です。境内には屋台も出ております。参拝者の皆様には当社の初詣を楽しんでいただければと願っております。
令和6年の干支は、甲辰[きのえたつ]になります。
「辰」に割り当てられた動物は「龍」で、十二支では唯一、想像上の生物です。なぜ「辰」だけが想像上の生物になったかは定説がありません。
「甲」は、亀の甲羅を模した字で、そこから転じて甲羅のような固い殻に覆われた種の意があり、また十干(じっかん)における最初の文字で、優勢であることを表す記号としても使われています。
そして「辰」の字は、振(ふるう、ととのう)を意味し、陽気が動き雷を発し、草木の形が整い活力みなぎる状態を表しているとされています。
この二つを組合せた「甲辰」は、春の暖かい日差しが全ての物に平等に降り注ぎ、成功という芽が成長し姿を整えて行く、縁起の良い年と云われています。
それから、日本においての「龍」は、稲作とともに弥生時代に伝来したと考えられ、やがて水や雨、そして天候を掌る「龍神」として、信仰の対象となっております。古来、瑞獣として崇められた龍からは、「昇り龍」「登竜門」と云った言葉も生まれております。来る年は、龍にあやかり、力強く上昇できる年でありますように。
参考文献 月刊若木 神社本庁
石灯篭(大正3年奉献)に干支の『辰』が彫られています。
令和6年甲辰(きのえ たつ)歳を迎えるにあたり、本年も当社氏子で五宮町在住の画家 高濱浩子様より、大絵馬の奉納がございました。
描いて頂いた辰(龍)は力強く、神秘的な姿で参拝者をお迎えいたします。
拝殿前に設置しておりますので、お参りの際には是非ご覧ください。
神社へのお問い合わせ、ご質問、ご提言は下記のフォームよりお送りください。